彫刻刃型の代表的な特徴として、
「高寸法精度」
「(トムソン刃物では曲げが出来ない)微細形状」が挙げられます。
実際、お客様からのお問合せの多くが、この2点です。
一方、ここ最近、この2点以外の特徴が利点として採用される事例が増えています。
今回は、こちらをご紹介いたします。
この特徴は、
「自由な刃高(刃角)設定」
「つなぎ目がない刃物」の2点です。
トムソン型の場合、必ず刃物と刃物のつなぎ合わせが発生します。
この合わせ目において刃物のズレや、繊維質素材では、
合わせ目での繊維が詰まり・破損へつながります。
加工する材料が厚く・硬質になれば、
刃物に負荷がかかりm刃物の倒れによる、寸法異常・破損の原因になります。
※刃高12㎜
上記写真は、硬質・厚い材料材加工用の彫刻刃型です。
トムソン型と同じ、刃高さを確保されたいというご要望で、12㎜刃高があります。
従来のトムソン型では、数ショットで破損発生が起こっていましたが、
彫刻型では、長期プレス加工が実現されています。
彫刻刃型は、トムソン型と比べると初期コストが高額になりますが、
トムソン型の耐久性・精度を比較すると
トータルのランニングコストを抑える事が可能となります。
厚い材料をプレス加工されているお客様で、
お困りの方がいらっしゃれば、
弊社の「彫刻刃型(高刃仕様)」をご検討ください。