抜型技術向上ブログCutting die technology improvement blog

SDGsへの取り組み2021.07.07

日々急速に変化するものづくりを取り巻く環境を
「いかにすれば、お客様に満足していただけるか」を企業理念とし、
これまで「穴カス排出型」による省力化や、
彫刻刃型とトムソン刃のコンビネーションによる技術革新など
業界をリードする取り組みを進めてまいりました。

これからはさらに「抜き型~抜き加工の一貫生産メーカー」としてSDGsに取り組み、
持続可能な開発を目指してまいります。

具体的な取り組み


新規事業としてヘルスケア事業部を立ち上げ、弊社の立体成形カッティング技術を応用し予防医療に貢献する製品を開発しております。


ターゲット3.2 
 すべての国が新生児死亡率を少なくとも出生 1,000 件中 12 件以下 まで減らし、
5 歳以下死亡率を少なくとも出生 1,000 件中 25 件以 下まで減らすことを目指し、
2030 年までに、新生児及び 5 歳未満 児の予防可能な死亡を根絶する。


ターゲット3.4 
 2030年までに、非感染性疾患による若年死亡率を、
予防や治療を通じて3分の1減少させ、精神保健及び福祉を促進する。


 上記ターゲットに貢献する病気の早期発見に向けた
健康診断におけるサポート商品を開発・販売しております。
・オリジナル中空設置採便カップ「楽流カップ」
・オリジナル小児用採尿カップ「楽々おしっこゾウさん」
いずれも使用後はトイレに流せる素材のため洗浄作業などによる感染症の心配が無く、
従来品のような廃プラスチックの発生もありません。

 
型の設計製造から加工まで一貫生産で無駄のない効率的な製造ラインを構築し、
型の製造技術を生かしロスの少ない製品開発を進めてまいります。


ターゲット9.4 
 2030年までに、資源利用効率の向上とクリーン技術及び環境に配慮した
技術・産業プロセスの導入拡大を通じたインフラ改良や産業改善により、持続可能性を向上させる。
全ての国々は各国の能力に応じた取組を行う。


ターゲット12.2 
 2030年までに天然資源の持続可能な管理及び効率的な利用を達成する。


ターゲット12.5 
 2030年までに、廃棄物の発生防止、削減、再生利用及び再利用により、
廃棄物の発生を大幅に削減する。


上記ターゲットに向け、従来トムソン型で使用されていたベニヤ(木材)ベースから
金属ベース材に使用した抜型製造を推進しております。
 これにより、
従来(他社):ベース(木材)+刃材(金属)→ 廃棄処分
 高橋型精  :ベース(金属)+刃材(金属)→ リサイクル となります。 

 また、ベースは抜き型の精度を決める重要な部品ですが、
コスト・加工しやすいと言う理由でベニヤ(木材)が使われてきました。
これをアルミや鋼材に置き換えると共に、リサイクル可能な構造とすることで
リサイクル推進とこれまで実現できなかった要求精度を実現します。

・鋼材を使用した「彫刻刃型」
・アルミを使用した「高精度スチールダイ」