抜型技術向上ブログCutting die technology improvement blog

抜型の保証・寸法測定・工程能力・トレーサビリティなど、お客様から質問やご要望増えていませんか?2024.06.28

最近、お客様からお使いの抜型に関して、
寸法だけでなく工程能力、受け入れ管理、トレーサビリティなど
抜型管理の指示や問い合わせが増えていませんでしょうか?

抜型の寸法・形状が、そのまま加工する製品に反映される、
非常に大きな要素です。

また抜型は手作業がまだまだ多く、
同形状のリピート型で品質の差や
バラツキが発生します。

前回の型は問題がなく使えていたのに、新しい型は寸法入らない、

うまく抜けないなどのご経験があると思います。

また寸法測定の箇所において
近年、Rが連続する複雑な形状、
仮想交点からの寸法測定が増えています。

当然、仮想交点では実際の刃物/製品が無い点なので、
通常では測定できません。

「精密抜型」製造メーカーの一部でも、
この仮想交点を、おおよその目測で取っています。

当然、正確な寸法は測定できません。

弊社では、作業者による測定のバラツキのない
自動測定機(キーエンス製)を導入しています。

この測定機では、画面に映る実際の刃物/製品に対して、
補助線や仮想交点を自由、正確に引くことが出来ます。


また、お客様から提供頂いたCADデータを取り込み、
測定データと重ね合わせ、任意箇所を測定できます。

また、抜型の寸法を測定するだけではありません。

ご要望があれば、複数枚の製品測定し
工程能力指数:Cpkを算出し
工程能力に入っていることを確認した抜型を納品致します。

測定などお困りのことがありましたら、お気軽にご相談下さい。

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