高い精度が求められる抜型加工において、
金属(アルミ)ベース抜型の採用が増えています。
繰り返しになりますが、
これまでのベニヤのみのベニヤ木型では、
高い寸法精度の抜型は不可能です。
弊社では、
・金属(アルミ)ベース単体
・ベース上下に金属プレートを貼り合わせた構造抜型 の2種類があります。
金属ベース単体にワイヤーカットで溝を作成して
刃物を組み込む「スチールダイ」をご提案していますが、
多面付型で大きいサイズ抜型の場合、(重量が)重い課題があります。
そのため大サイズ抜型には、
上下面(上面のみも可)に金属プレートを装着する
「表層金属プレート抜型」をご提案させて頂いています。
この金属プレートを貼り合わせた抜型は、
一部他社メーカーでも作成していますが、金属を貼り合わせる目的が違います。
他社メーカーの金属プレート抜型は
主にタバコやティッシュペーパー箱など、大ロット向け抜型に使用されます。
24時間、莫大な数量をプレス加工をするため、
木(ベニヤ)だけでは強度が持ちません。
強度/剛性を補完する目的のために表面に金属プレートを装着しています。
この様に精度が目的ではないため、
金属プレートはベニヤ溝より広く加工されていて、
刃物を支えるのは従来通りベニヤ部分です。
一方、弊社は寸法精度維持を目的として金属プレートを装着しています。
中央ベースの溝は広く加工しており、刃物を支えているのは金属プレート部分です。
この様に、強度を強くする目的と寸法精度のための目的では、
作りが大きく違います。
金属ベース抜型は、木(ベニヤ)のと異なり、
溝に余裕(あそび)がないため、
溝と刃物寸法が合っていないと刃物が溝に入りません。
このため高い刃入技術が必要になります。
抜型寸法=御社の製品の寸法に直結します。
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