抜型技術に役立つ情報を定期的に更新する当社のブログ
新技術や注目記事を「PICK UP」記事として上げています。
今回は、4個目の「PICK UP」記事になります。是非、ご注目ください!
新技術「ツナギ バリ無しカット」を開発しました。
(「ツナギ」は、地域によって「トメ」「ニック」と呼ばれます。)
「ツナギ」は、プレスした製品と外側カス部分が、
搬送時にバラバラにならない様に「仮留めする加工」です。
これまでの「ツナギ」は、
刃物に砥石等で刃潰して「切れない部分」を作っています。
ツナギ幅を極小にするマイクロニック加工が主流になっていますが、
いくら小さくしても「ツナギ」=「切れない部分」のため、
外す際に必ずバリが発生します。
光学系フィルムや金属箔においては、
これらのバリが性能への悪影響を及ぼす課題がありました。
今回、弊社で新開発した刃物は
「ツナギ」部分を「一段低い刃物(ハーフカット)」にする技術です。
これまでの「ツナギ」は刃物を落としていたのに対し、
新技術は「ツナギ」部分を(一段低い)刃物にしています。
これにより、ツナギを外した箇所に発生したバリを抑制します。
【加工結果】
【新技術:一部ハーフカット刃】
高さ方向に、自由形状な刃物が製造できる、
弊社彫刻刃型だから可能なオリジナル刃物です!
ご採用頂いたお客様から、
「バリが無くなり品質向上につながった」という御評価を頂いております。
バリ発生抑え品質向上を目指す御要望ございましたら、
お気軽にお問合せください。