抜型技術向上ブログCutting die technology improvement blog

【抜型/彫刻刃型】注目の新技術!
「ツナギ」箇所に発生するバリ
お困りではありませんか?2024.12.17

抜型技術に役立つ情報を定期的に更新する当社のブログ
新技術や注目記事を「PICK UP」記事として上げています。

今回は、4個目の「PICK UP」記事になります。是非、ご注目ください!

新技術「ツナギ バリ無しカット」を開発しました。
(「ツナギ」は、地域によって「トメ」「ニック」と呼ばれます。)

「ツナギ」は、プレスした製品と外側カス部分が、
搬送時にバラバラにならない様に「仮留めする加工」です。

これまでの「ツナギ」は、
刃物に砥石等で刃潰して「切れない部分」を作っています。
ツナギ幅を極小にするマイクロニック
加工が主流になっていますが、
いくら小さくしても「ツナギ」=「切れない部分」のため、
外す際に必ずバリが発生します。


光学系フィルムや金属箔においては、
これらのバリが性能への悪影響を及ぼす課題がありました。

今回、弊社で新開発した刃物は
「ツナギ」部分を「一段低い刃物(ハーフカット)」にする技術です。

これまでの「ツナギ」は刃物を落としていたのに対し、
新技術は「ツナギ」部分を(一段低い)刃物にしています。
これにより、ツナギを外した箇所に発生したバリを抑制します。

【加工結果】


              【従来:ツナギ刃物】

           【新技術:一部ハーフカット刃】

高さ方向に、自由形状な刃物が製造できる、
弊社彫刻刃型だから可能なオリジナル刃物です!

ご採用頂いたお客様から、
「バリが無くなり品質向上につながった」という御評価を頂いております。

バリ発生抑え品質向上を目指す御要望ございましたら、
お気軽にお問合せください。

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