抜型技術向上ブログCutting die technology improvement blog

【抜型/彫刻刃型】彫刻刃型の新しい観察方法のご提案2024.12.27

彫刻刃型の最重要部分の【刃先】
先端幅0を目指し製造しています。

一方、刃先を測定/観察が非常に困難です。

日本有数な測定機メーカー「キーエンス」様の
レーザー測定機でも刃先観察はできませんでした。

弊社では1,000倍拡大のマイクロスコープの他、
電子顕微鏡での観察に対応致します。

これらの測定は刃先の上もしくは斜めからの観察になり、
例えば角度を測定することは非常に難しいです。

そこで今回、新しい観察方法のご提案致します。

製造する彫刻型の製品外部に
【観察用(ダミー)刃物】を一緒に作成します。

この刃物は、加工しているので本型と同じ加工条件で製造しています。
この刃物を切り出し、観察用樹脂に埋め込み/研磨することで切断面(真横)からの観察が可能になります。

加工開始/途中/最終段階で、ダミー刃物を数個作成し検証することも可能です。

この測定/観察はオプションになりますが、
刃角や刃先状態を確認頂く事が可能です。

刃先観察にお困りのお客様は、お気軽にお問合せください。

最後になりますが、
本年もありがとうございました。

株式会社高橋型精は、
精密抜型メーカーとして、
お客様の製品品質向上につながる
新しい技術・抜型をご提案していきます!

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