近年、ものづくりの現場では、既存の技術を応用した新たな分野での課題解決が求められています。
弊社でも、長年培ってきた抜型技術と抜きプレス技術を掛け合わせ、
ヘルスケア分野をはじめとする「新領域」での製品開発・加工サポートを加速させています。
今回は、弊社の独自技術がどのように異分野で活用されているのかをご紹介します。
■ 立体成形カッティング技術の応用
弊社が特許を取得している「立体成形カッティング」は、
立体形状の成形と、外形切断・穴あけを同時に行うことができる技術です。
この技術を応用して誕生したのが、
・ヘルスケア製品である採便シート「楽流(らくりゅう)カップ」
・小児用採尿シート「楽々おしっこゾウさん」です。
従来加工が難しかった水溶紙などの特殊素材に対しても、
弊社の抜型技術を用いることで以下のようなメリットを実現しました。
・中空設置によるコンタミ(汚染)リスクの低減
・検体採取時の手が汚れるといった被検者の負担軽減
・使用後はそのままトイレに流せる環境配慮設計
この取り組みは高く評価され、
「経産省ものづくり日本大賞 東北経済産業局長賞」を受賞いたしました。
現在では米国FDAへの登録も行い、欧米をはじめとする海外への輸出も進むなど、
メイド・イン・ヤマガタの技術が世界の医療現場の課題解決に貢献しています。
■ 新たな挑戦を支える「精密抜型」技術
このような異分野への展開を可能にしているのは、日々の研究開発による基盤技術の向上です。
高精度な加工要求にお応えするため、弊社では様々な独自技術を提供しております。
・ミラー彫刻刃型:バリやマイクロクラックを防ぎ、切断面の面粗度を最適化
・ハマグリ形状刃:唯一無二の形状で切れ味と耐久性を両立
・DLCコーティング:用途に合わせた膜厚選択が可能で、型の耐久性を向上
■ 試作・検証から量産までサポート
ブログをご覧いただいたお客様から、
「特殊な樹脂シートや金属箔を切断する際の、トムソン刃の荷重計算について相談したい」といった
専門的なお問い合わせもいただいております。
弊社では、単に抜型を製造するだけでなく、
「この新素材は加工できるのか?」
「アイデアはあるが、最適な加工方法がわからない」
といった開発段階からのご相談、試作検証、
荷重測定までを一貫してサポート可能です。
素材・形状・用途に応じた最適な加工方法をご提案いたします。
加工に関するお困りごとや、新規開発案件がございましたら、
ぜひお気軽にお問い合わせください。

