抜型技術向上ブログCutting die technology improvement blog

製品品質に直結する寸法精度・形状
〈ベニヤ抜型〉で実現できますか?新構造で高精度を実現!2019.06.23

 近年、トムソン型は光学系フィルムの加工に使用されるなど
より複雑で、高い寸法精度が求められています。

 一方で、
・トムソン型は寸法バラツキが大きため、試作にしか使えない。
・前回注文して問題無かったのに、再版(リピート)型では
 上手く抜けない。寸法が外れている。
・半年ぶりに使用したら、寸法が外れている。
 高さムラが大きい。など問題がよく見られます。
  
 トムソン型をご使用されている方で
寸法不良や形状不良は、
多くの方がご経験あるのではないでしょうか?

この要因はベースに木(ベニヤ)使用している為です。


ご存知の通り、
木(ベニヤ)は
組織が不均一で、季節毎の
温度・湿度の影響でソリ・歪みが発生します。

  
また、金属に比べ剛性が低いため
刃物の保持力が弱く

細かな刃組で変形したり、
プレス衝撃で刃物が動きます

弊社では、
「木(ベニヤ)」ベースではなく、

「金属(金属プレート)」ベースや
金属を削りだした「彫刻刃型」でなければ、

1/100㎜単位の精度は不可能と考えます。

※詳細は下の図をご参照ください

また資源保護の視点からも
「木」からリサイクル可能な「金属」へ転換を
進める必要があると考えます。

(株)高橋型精は、抜型の常識
「抜型」=「木(ベニヤ)型」という固定概念を変え、

精密抜型の新たなスタンダードを提案します。

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