様々な難加工材料や小ロット生産への対応力強化を目的として、
最新型のウォータージェット加工機を導入しました。

ウォータージェット加工機とは、超高圧ポンプで加圧した水を極細ノズルから高速噴射し、
そのエネルギーによって対象物を切断する加工方法です。
必要に応じて研磨材(アブレイシブ)を混合することで、金属材料にも高い切断能力を発揮します。
幅広い材料に対応、熱影響のない切断
ウォータージェット加工は、
・ゴム・樹脂・発泡体などの柔らかい素材
・アルミ、SUS、工具鋼
・チタンなどの難切削材 最大300mm厚の切断が可能です。
また、当社のウォータージェットは最大60°テーパー加工に対応
レーザー加工やプラズマ加工と異なり、
熱による影響(焼き・変質・歪み)がほとんど発生しないため、
材料特性を維持したままの加工が求められる用途に最適です。
チタンをはじめとする難切削材の用途拡大
近年、チタンや高機能合金などの難切削材は、以下の分野を中心に使用用途が急速に拡大しています。
・航空・宇宙分野(軽量・高強度部品)
・医療機器・医療用部材(生体適合性部品)
・半導体・製造装置関連
・EV・次世代モビリティ部品
・研究開発・試作用途
これらの材料は、
「切削工具の摩耗が激しい」
「熱による性質変化を避けたい」
「試作数量が少ない」といった理由から、
従来工法では対応が難しいケースも少なくありません。
ウォータージェット加工は、そうした課題に対して材料を選ばず、
初期投資を抑えつつ柔軟に対応できる加工方法として注目されています。
試作・小ロットから量産前評価まで柔軟に対応
最新型ウォータージェット加工機の導入により、
・難切削材の試作加工
・小ロット・多品種対応
・複雑形状・異形カット
・他工法(抜き加工・レーザー加工等)との使い分け提案が可能となります。
「この材料は加工できるのか?」
「他社で断られた形状を試したい」
「量産前の評価用に少量だけ作りたい」
といったお悩みがございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。
材料特性・用途・数量に応じた最適な加工方法をご提案いたします。