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【独自開発】新たなバリ・歪みレス刃物断裁技術のご提案
【トムソン型/ビク型/彫刻トムソン型/刃物端面精度】2021.11.25

抜型の高寸法精度・高付加価値提供を目指し、
従来の業界常識に囚われることなく、抜型の課題解決と
高い寸法精度加工を目指します。

現在、ほぼ全ての抜型メーカーにおいて
トムソン刃物を切断する際には
断裁用の金型を使用して切断います。

弊社もこれまで、主に金型を使用していました。

自社内での金型形状の設計・クリアランス調整も研究を重ねてきましたが、
この金型による刃物【せん断】では、
切断時のせん断応力が発生するため、
必ずトムソン刃物の切断面(刃先)に、
歪み・曲がりが発生してしまいます。

その状態の刃先が歪んだ刃物で加工した
製品に、
バリ・歪みとして発生します。

今回開発した新たな技術は、
金型による【せん断】ではないため、
せん断応力が加わることなく切断できます。
刃物端面のバリ・歪みを、大幅に減少させることに成功しました。

弊社のスタンダード仕様(アルミベース仕様)であれば、
プレス加工中の刃物の動きを抑制し、安定した高寸法精度加工を実現できます。

バリが発生しやすいフィルム 【従来加工】 150倍拡大画像

バリが発生しやすいフィルム 【刃物端面微細加工】 150倍拡大画像

画像の通りつなぎ目のバリ発生が全く分からないレベルです!!
(※製品により程度は異なります)

トムソン刃つなぎ目のバリでお困りの際はお気軽にお問い合わせください。