抜型技術向上ブログCutting die technology improvement blog

「精密ベニヤ抜型」の限界2024.05.02

私達の抜型業界において、
抜型のベースにベニヤ木材が標準的に使用されています。

「ベニヤにレーザーで溝を切って、刃物を入れる」と言うのが一般的な抜型のイメージだと思います。

・強度

・伸縮

ご存じの通り、木材は木目・芯があり、強度・伸縮の特性が異なります。
1枚1枚の特性(強度・伸縮)が異なる木材ベースにした「ベニヤ木型」
1/100㎜の寸法は「不可能」です。仮に出荷時に寸法クリアーしていても、
納品後、木材(ベニヤ)
伸縮は制御できません。
よって、「1/100㎜寸法精度ベニヤ木型」は矛盾していて、ありえないです。
(寸法精度が厳しくない商品:1㎜単位では使用できます。)

 弊社の精密抜型の7割以上は、金属ベース(表層金属ベース)抜型
その割合は年々増加しており、1000㎜を超える大サイズ抜型への採用も増えています。

 抜型寸法・形状は加工する製品の品質直結します。

現在ご使用されているベニヤ木型で、寸法精度が満足できていますか?

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