抜型加工では、ハーフカット加工が多くあります。
「ハーフカットが上手く切れない」
「全カットになってしまう」
このような経験・苦労した経験はありませんか?
近年の機能性フィルムは、
3層 4層と多層構造になり、
例えば、4層の内、2層あるいは3層をハーフカットしたい等
複雑な加工が求められます。
今回は、ハーフカットについて記載したいと思います。
①「抜型の刃物の直角度」
研磨により厚みを0.001㎜単位で調整する金属と異なり、
素材にばらつきがあるベニヤでは、反りや歪みが必ず発生します。
ベニヤにレーザーで溝を加工して、刃物を挿入します。
ベニヤとレーザー角度が直角でない溝に刃物を入れるため、
刃物が傾き刃物の高さ誤差が発生、ハーフカットの切れ不良に繋がります。
一方、弊社の精密抜型は、研磨した金属ベースに、
ワイヤーカットで溝を加工することで、刃物直角を実現します。
つづく