弊社の彫刻刃型には、他社にはない幾つか特徴があります。
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鏡面仕上
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10mm 以上の高刃
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3D 形状
今回のテーマは 「刃形状」 についてです。
他社製の彫刻刃型・腐食刃型は、∠40°・∠50°など一定角度のみ刃形状です。
一方、弊社の彫刻刃型は 0.1°単位で細かな角度設定が可能であり、
さらに 片刃・2段刃 など多様な形状にも対応できます。
今回は流線型(ハマグリ)刃形状のご提案です!
皆様ご存じの通り、銃弾・新幹線・航空機の翼などは、
空気抵抗を抑えるために流線型で設計されています。
この形状は、刃物においても同様に 抵抗を低減する効果を発揮します。
さらに、流線型は 切断面積が大きくなるため強度向上に繋がります。
■ 流線型刃と通常(三角形)刃の強度比較試験
今回、流線型刃と通常形状(三角形刃)における
刃先強度の違いを検証するため、
山形県工業技術センターにて 圧縮破壊試験を実施しました。
【流線型形状】 ダイス鋼(HRC60)

【試験条件】

荷重測定機【山形県工業技術センター】
【試験内容】刃先に荷重をかけ、切断するまでの荷重を測定する
→折れるまでの荷重が大きい=折れ耐久性が高い
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彫刻刃:ダイス鋼(HRC60)
- 測定機:オートグラフAG-100kNX/島津製作所
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変位速度:0.1 mm/min
【試験結果】
| 刃形状 | 破壊荷重 |
|---|---|
| 流線型形状 | 約 1,600 N |
| 両刃 40° | 約 800 N |
試験の結果、流線型刃は通常形状(三角形刃)に比べ、
約2倍の耐荷重性(耐カケ性)を有することが実証されました。
■ まとめ
ハマグリ(流線型刃)形状は、
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切断抵抗の抑制
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刃欠(チッピング)防止
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耐久性向上 などに非常に有効な選択肢と言えます。
弊社では、加工される素材や用途に合わせて、最適な刃型設計・製作を行っております。
彫刻刃型に関するご相談がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。


