抜型技術向上ブログCutting die technology improvement blog

【抜型/彫刻刃型】
折れ耐久性強度 2倍!
自社オリジナル「ハマグリ形状刃」2026.04.06

弊社の彫刻刃型には、他社にはない幾つか特徴があります。

  • 鏡面仕上

  • 10mm 以上の高刃

  • 3D 形状

今回のテーマは 「刃形状」 についてです。

他社製の彫刻刃型・腐食刃型は、∠40°・∠50°など一定角度のみ刃形状です。

一方、弊社の彫刻刃型は 0.単位で細かな角度設定が可能であり、
さらに 片刃・2段刃 など多様な形状にも対応できます。

今回は流線型(ハマグリ)刃形状のご提案です!

皆様ご存じの通り、銃弾・新幹線・航空機の翼などは、
空気抵抗を抑えるために流線型で設計されています。
この形状は、刃物においても同様に 抵抗を低減する効果を発揮します。

 

 

 

 

さらに、流線型は 切断面積が大きくなるため強度向上に繋がります。

■ 流線型刃と通常(三角形)刃の強度比較試験

今回、流線型刃と通常形状(三角形刃)における
刃先強度の違いを検証するため、

山形県工業技術センターにて 圧縮破壊試験を実施しました。

【流線型形状】 ダイス鋼(HRC60)

【両刃 40°】ダイス鋼(HRC60)

【試験条件】


荷重測定機【山形県工業技術センター】

【試験内容】刃先に荷重をかけ、切断するまでの荷重を測定する 
      →折れるまでの荷重が大きい=折れ耐久性が高い

  • 彫刻刃:ダイス鋼(HRC60)

  • 測定機:オートグラフAG-100kNX/島津製作所
  • 変位速度:0.1 mm/min

【試験結果】

刃形状 破壊荷重
流線型形状 約 1,600 N
両刃 40° 約 800 N
 

試験の結果、流線型刃は通常形状(三角形刃)に比べ、
約2倍の耐荷重性(耐カケ性)を有する
ことが実証されました。

■ まとめ

ハマグリ(流線型刃)形状は、

  • 切断抵抗の抑制

  • 刃欠(チッピング)防止

  • 耐久性向上 などに非常に有効な選択肢と言えます。

弊社では、加工される素材や用途に合わせて、最適な刃型設計・製作を行っております。

彫刻刃型に関するご相談がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。

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