前回は、トムソン刃 【片刃】と【両刃】の違いについて
説明させて頂きました。
【片刃】の方が、切断時に製品へストレスが掛からず、
ストレート端面/切断面向上になる一方で、
【片刃】使われていない理由は、ズバリ【(曲げ)R形状】です。
片刃は刃先がセンターからずれているので、
【左曲げ】と【右曲げ】で同じ様に曲げても
【曲げR】が異なる大きさ・形状になります。
↑左曲げ
↑右曲げ
片刃の【左曲げ】【右曲げ】でR形状が大きく異なる事が見て
分かると思います。
この様に
曲げ形状(R形状)が再現できない理由からです。
【両刃】を使用しているのでは無く、
【片刃】を使用出来ないのです。
一方、(株)高橋型精の彫刻刃型は、
鋼材から削り出して作るので、
【片刃】が基準(スタンダード)です。
また、弊社の彫刻トムソン(刃物+彫刻ブロック)を
組み合わせて使う事で、ビク(トムソン)型でも
【片刃】を使用出来る様になります
(詳しくは、次回のブログで紹介します。)