火造り刃と彫刻刃型の比較、第二弾は刃先寸法精度の比較です。
火造り刃は刃先を手作業で仕上げるため、寸法精度や刃先品質に課題があります。
同じ設計寸法刃型を作製、二次元測定機にて測長・比較しました。
(単位:mm) | 火造り刃 | 彫刻刃型 |
MAX値 | 0.151 | 0.012 |
MIN値 | -0.100 | -0.004 |
RANGE | 0.251 | 0.016 |
※12箇所の寸法測定結果です。
設計寸法値に対しての偏差最大値・最小値、またバラつき範囲の比較です。
火造り刃では0.2mm以上のバラつきが発生しています。
また、同形状リピート型でも寸法バラつきが大きくなります。
一方、彫刻刃型は0.016㎜と1/100mm寸法公差に抑えられます。
同形状のリピート型の寸法のバラツキが少ないです。
<火造り刃 刃先写真>
<彫刻刃型 刃先写真>
次に、刃先の比較です。
火造り刃は、手作業で作成するため、刃先幅や刃高のバラツキが大きくなります。
一方、彫刻刃型は均一な刃先幅で鋭利な切断を実現しています。
要求寸法精度を満足していない、
切断面品質や高さ精度が不安定
寸法のバラツキが大きく工程能力(cpk)が低く安定しない
など寸法精度でお困りの場合は、彫刻刃型で解決策をご提案いたします。